Nextcloud 19 のリリース候補版 (RC 版 ) がリリースされました。

2020年5月8日NEXTBlog, Nextcloud

Nextcloud は約 1 年間で 2 回程度の早いペースでメジャーアップデートされており、本記事記載現在 (2020 年 5 月 8 日 ) でバージョン 18.0.4 が最新となっております。

そして、いよいよ 2020 年 5 月 26 日 ( ドイツ現地時間 : 日本ではおそらく 5 月 27 日 ) に Nextcloud 19 が正式にリリースされる予定となりました。これに先立ち、 2020 年 5 月 7 日にリリース候補版 ( 仕様凍結版 ) である RC1 が公開されましたので、早速インストールして動作検証を行ってみました。比較のために、それぞれのインストール手順は全く同じにしております。

今回は、見た目の比較で変更が発生している部分を確認してみます。

1. ファイル/フォルダ一覧表示画面 ( 設定 )

“Show recommendations” のチェックが追加されました。ファイルリストの上で表示されている「最近編集したもの」の表示有無をここで制御できるようになっております。
これまではここの表示制御は “Recommendations” アプリの有効/無効でしか制御できませんでしたが、ユーザーごとに設定できるようになっているようです。

2. ユーザー一覧画面

左ペインで、現在表示している対象に色が付与されわかりやすくなっています。

3. 写真画面

こちらも左ペインで、現在表示している対象に色が付与されわかりやすくなっています。

4. 管理者設定画面 – 概要

左ペインのメニューの順番ですが、「基本設定」と「サポート」の順番が入れ替わっております。
Nextcloud 19 セットアップにあたり、インデックスの追加と PHP モジュールの追加が必要のようです。

5. 管理者設定画面 – 共有

ユーザー名の自動補完をユーザーが所属するグループのユーザーに限定することができるオプションが追加されております。

6. 管理者設定画面 – セキュリティ

パスワードポリシーとして、以下が追加されております。

過去に使われたパスワードを何世代まで繰り返し使えないようにするか。
パスワードの有効期限 ( 日数 )
指定回数ログイン認証に失敗したら当該アカウントをブロックする

7. 管理者設定画面 – システム

オペレーティングシステムが表示できるようになっている。
ディスクなどいくつかの項目で横並びのレイアウトとして縦が短くなっている。
外部モニタリングツールメニューの「 i 」のアイコンをマウスオーバーすること表示されていた内容が普通に表示されるようになっている。

その他気がついた変更点、変更内容の掘り下げは今後引き続き記事にしていきます。