1.対象にしている製品の違い(Enterprise版、Community版)
Nextcloudには、企業や政府自治体、教育機関など商用での利用を対象としたNextcloud Enterpriseと、ソースコードが公開され誰でも利用可能なオープンソースのCommunity版の2種類があり、それぞれ以下のような違いがあります。
プロダクト | Nextcloud Enterprise | Nextcloud Community(OSS) |
---|---|---|
受けられるサポート | Nextcloud Enterpriseサポート | Nextcloud Communityサポート |
利用対象 | 企業、政府自治体、教育機関など商用利用向け | 小規模、個人向け |
- Nextcloud Enterprise: 商用利用を目的とした製品で、Nextcloud Enterpriseバイナリを利用できます。
- Nextcloud Community: オープンソースで誰でも利用することができます。
2.Nextcloudサポートサブスクリプションの選び方
Nextcloudのそれぞれのサポートサブスクリプションでは、提供また選択できる内容が異なります。価格については弊社営業までお問い合わせください。

3.主なサポートの違い
項目 | Enterpriseサポート | Communityサポート |
---|---|---|
開発元の正式サポートの有無 | あり | なし |
Nextcloudの構成 (冗長化のサポート可否) | 冗長構成をサポート Web×2,DB×1など | 非冗長構成のみサポート Web×1-DB×1まで |
利用可能なユーザ数の制限 | 制限なし 50ユーザ以上もサポート | 制限あり 49ユーザ以下までのサポート |
サポート対象の機能 | 基本機能(Files)以外もサポート Files, Groupware, Nextcloud Office, ONLYOFFICE, etc... | 基本機能(Files)のみ |
サポート期間 | リリースから1年(LTSを利用できる場合は5年) LTSはEOL後の重要度の高いセキュリティのみに対応 | リリースから1年 |
※Enterpriseサポートのご提供内容は、利用者種別、サポートプラン、サポートオプション、サポートメニューによって異なります
詳しくはEnterpriseサポートのページをご覧ください
Enterprise版をお勧めするケース
- 50名以上の企業/教育機関/政府機関でご利用になりたい
- 開発元のバックサポートを含めた正規サポートがほしい
- Nextcloud Enterpriseバイナリの利用により、早期セキュリティパッチの提供やセキュリティアップデートの延長を受けたい
Community版をお勧めするケース
- 49名以下の少人数・小規模でご利用になりたい
- ファイル共有などの基本機能だけ利用したい
- ランニングコストを抑えたい