はじめに
ownCloudやNextcloudは、サーバーに構築できるオンラインストレージパッケージとなります。従来のファイルサーバと違うところとして、、
ユーザの領域にファイルが保管される。
という考え方です。
私も営業で、お客様のところに訪問した時に、ここら辺の説明をしないと話がかみ合わなくなる事があります。
よくある話として、部門で共有フォルダを作りたいなんて声もあり、そんな時は管理者の領域にフォルダを作成して、部門用のグループ単位で共有するという代替案を出しておりましたが、フォルダに対して容量制限させる事は無理でした。しかしながら、今のNextcloudではグループ共有フォルダ機能ってものが存在します。今回はグループ共有フォルダ機能を紹介します。
Group folders
これです。「Group folders」。
プラグインを有効にすると、管理者画面にメニューが表示されます。
ここで、フォルダーを作成していきます。フォルダー名を入力すると、共有するグループを指定できます。複数グループにも指定でき、Write/Shareの権限も付与できます。
次にフォルダのクォータも設定できます。容量も自由に設定できます。
設定が完了したら、ファイル操作画面に表示されています。人影となっているフォルダのアイコンがグループ共有フォルダです。
グループ共有フォルダの中へ移動すると、権限通りの操作ができます。
ちなみにどこに保存されているのかというと、指定しているdataディレクトリ配下に、__groupfoldersというディレクトリがあり、その配下に保存されているようです。
まとめ
ユーザによって、使う使わないかは意見がわかれるところですが、地味に良い機能かと思います。
ちなみにスタイルズで使っているNextcloudでは、あまり無駄にファイルを置きたくないのもあり、ユーザ毎のクォータは少なく設定し、グループ共有フォルダのクォータを多めに設定しています。