Nextcloud のログイン画面で「要求が多すぎます」と表示される場合、ブルートフォースプロテクション機能の制限にかかり、ログイン制限されている可能性が高いです。
要求が多すぎます
ネットワークからのリクエストが多すぎました。このようなエラーが発生した場合は、後で再試行するか、管理者に連絡してください。
同一IPから連続で11回ログインに失敗すると、12回目のアクセス時にこのような画面が表示されます。接続元のIPアドレスが、ブルートフォースプロテクション機能によりブロックされています。
自分自身はログインに失敗したという記憶はなくても、同一IPアドレスを使用した他のユーザがログインに失敗して発生するケースもあります。
一例として、リバースプロキシからの “X-Forwarded-For” ヘッダの設定が行われておらず、ロードバランサーのIPアドレスでアクセスしている場合などに、よく見かける現象です。
ログインに失敗したユーザIDやアクセス元のIPアドレスは、データベース内の “oc_bruteforce_attempts” テーブルに保存されます。テーブル内を確認することで制限状況の確認が可能です。
また、ブルートフォースの制限は一定時間が経過すると自動的に解除されますが、occ コマンドを使用して手動で解除することも可能です。
./occ security:bruteforce:reset {ipaddress}
以上、現場からでした。