Nextcloud の標準言語には英語が使用されていますが、ユーザ毎の利用言語の設定により、日本語での表示も可能です。
これは日本語表示用のローカライゼーションファイル(翻訳ファイル)が用意されているためです。
ただし、未翻訳の箇所については、表示が一部原文のままということがあります。
Nextcloud の翻訳は Transifex (WEBベースの翻訳プラットフォーム)で行われています。
下記リンクは Nextcloud 用のプロジェクトURLです。
https://app.transifex.com/nextcloud/
Transifex の利用にはアカウントの作成か、GithubアカウントやGoogleアカウントでのログインが必要です。また、Nextcloudの翻訳は、翻訳チームへの参加申請が必要です。
Nextcloud の翻訳活動は、主に各国利用ユーザの有志により行われています。
2024年1月現在、日本語チームには111名の参加者がいます。
もちろん弊社メンバーも翻訳に参加しています。
翻訳用ファイルは、各アプリ毎に用意されています。
Nextcloud上での日本語翻訳ファイルは、下記のようなパスに保存されています。
この中に、Transifex で追加された翻訳文が反映されていきます。
(例として privacy アプリの場合)/path/to/nextcloud/apps/privacy/l10n/ja.json
/path/to/nextcloud/apps/privacy/l10n/ja.js
Transifex のサイトでは、ブラウザ上から原文に対応する翻訳文を追加することができます。
まだBeta版ですが、AIによる自動翻訳機能も使用することができます。ただ短い文章の翻訳はまだ苦手なようです。
2024年1月現在、日本語は約67%の翻訳率です。
レビュー済みでソートすると日本語は上からだいたい43番目ぐらいの順位となります。
常時翻訳率99%~100%を目指して頑張りたいところです。
主にメジャーバージョンアップや機能追加のタイミング、または原文のタイポ修正などで未翻訳文字が増えていきます。Nextcloud で日本語訳のおかしな箇所を見つけたり、未翻訳箇所を発見した際には、ぜひ翻訳の修正にご参加ください。
あなたの一言が Nextcloud を変えます!