Nextcloud にはシステム設定情報をレポートファイルとして出力するための機能があります。
このシステムレポートには、次のような情報が含まれています。
- 使用しているシステムやミドルウェアのバージョン
- インストール済みphpモジュール
- Nextcloudのインストール済みアプリ
- Nextcloudのバージョンや設定情報
主要な一部の情報のみが記録されますが、これらの情報は Nextcloud の設定状況を確認する際にとても役立ちます。弊社のNextcloudサポートへお問い合わせ頂く際にもシステムレポートファイルの添付をお願いすることが多々あります。
システムレポートは、管理画面の「お問い合わせ(サポート)」の「システムレポートを生成する」ボタンを押下することで作成されます。

システムレポート作成と同時にパブリックリンク共有(URL共有)も作成されます。
発行されたURLリンクを知らせることで、レポートファイルをメールに添付せずに共有することもできます。
※パブリックリンク共有を許可していない場合には、共有は作成されません。

システムレポートファイル本体は、レポート作成操作をしたユーザのFiles画面の「System information」フォルダ配下に保存されます。レポートファイル作成日(YYYY-MM-DD.md)のファイル名で作成されます。

また、occ コマンドでもシステムレポートの表示が可能です。
occ support:report
操作ユーザのクォータ容量が不足している場合などには、WEBUI画面でのシステムレポートの生成に失敗します。その場合には occコマンドで確認しましょう。
以上、現場からお届けしました。